【殴り書き】影響力理論①【社会科学】

殴り書き

この記事では、社会科学の知識が乏しいブログ主が、勝手に考えた社会科学っぽい理論を殴り書きします。
物理学関係の記事と違って信憑性は薄いのでご注意ください。

社会の中における人間の影響力について考察してみたいと思います。
とりあえず第1回目とします。

影響力とは「他人の行動を変える力」とする

影響力のある人とはどんな人でしょうか。

たとえば有名芸能人やトップアスリートなどは影響力がある人と言っていいと思います。

たとえばですが、アイドル歌手が髪の色を赤色に染めたとします。
するとファンの人たちのうち多くが、真似をして髪の色を同じ赤色に染めるかもしれません。

また、イチロー選手が「僕は毎朝カレーを食べています」と発言したことがありましたが、多くの人たちが真似して朝にカレーを食べたりしたそうです。

これらのことを簡素に言えば、「有名人やトップアスリートの”行動”が、多くの人の”行動”を変化させた」と表現できます。

そこで、ここでは、「影響力」を「他人の行動を変える力」と定義したいと思います。
「影響力のある人」とは、「多くの人の多くの行動を変える力を持った人」ということです。

  • 「影響力」=「他人の行動を変える力」

また、「影響を与える人」「影響を受ける人」という言葉は長くてわずらわしいので、それぞれ「影響者」「被影響者」と呼ぶことにしたいと思います。

実社会における影響力について考察するためには、考えなくてはならない要素が非常に多いです。
下記に挙げていってみたいと思います。

①実社会には非常に多くの人がいる

実社会には数十億人という多くの人が存在します。

そしてその中の人が別の人に影響を与えるという事象が、複雑にものすごい数存在しているわけです。

厳密に考察するためにはこれら膨大な数の「影響」すべてを考慮する必要があります。

②影響は双方向に起こる

AさんとBさんが居るとき、Aさんの行動がBさんの行動に影響を与えるだけでなく、Bさんの行動がAさんの行動に影響を与える可能性があります。
双方向に影響するわけです。

すると、影響が連鎖するということが起こりえます。

Aさんの行動→Bさんの行動→Aさんの行動→Bさんの行動…
というふうに永遠に影響の矢印がつづくわけです。

このように双方向の影響、連鎖する影響について考慮する必要があります。

③影響力が時間にしたがって変化する

今、AさんがBさんに大きな影響力を持っていても、1年後にはBさんがAさんに対する興味を失って、影響力が小さくなるかもしれません。

逆に興味が増加して影響力が大きくなるかもしれません。

そういった時間的な影響力の変化が考えられることを考慮する必要があります。

④正の影響と負の影響がある

AさんがBさんに対して影響力を持っているとしても、BさんはAさんの行動と同じ方向の影響を受けるとはかぎりません。

たとえば、BさんがAさんのことを嫌いだったら、Aさんが髪の色を赤色に染めたら、Bさんはもともと赤色だった髪を黒に染めなおすかもしれません。

このように、AさんはBさんに正の影響を与える可能性だけでなく、負の影響を与える可能性があります。

⑤人以外からの影響がある

BさんはAさんやCさんなどの”人間”だけから影響を受けるとはかぎりません。

天気や景気などといった、人間以外の物からも影響を受ける可能性があります。

そのため、「人から人への影響」だけでなく「人以外から人への影響」も考慮する必要があります。

⑥影響者と被影響者で「行動」の種類が異なる場合がある

Aさんが髪を赤色に染めるという行動がBさんに影響を与えるとしても、Bさんの行動が「髪の色を変える」だけであるとは限りません。

Aさんが髪を赤色に染めるという行動が影響して、Bさんがパソコンを買うという行動につながるかもしれません。

このように、影響者の行動と、被影響者の行動はベクトルが異なる可能性を考慮する必要があります。

⑦影響が競合する可能性がある

Aさん、Bさん、Cさんの3人が居るとします。

Aさんは髪を赤色に染め、Bさんは髪を青色に染めたとします。

CさんがAさんとBさんのことが両方とも好きであっても、髪を赤色に染め、かつ青色に染めることはできません。

Aさんの影響と、Bさんの影響は、競合するのです。
これを考慮する必要があります。

書き出すと

ここまで挙がった「要考慮事項」をあらためて書き出してみます。

①実社会には非常に多くの人がいる
②影響は双方向に起こる
③影響力が時間にしたがって変化する
④正の影響と負の影響がある
⑤人以外からの影響がある
⑥影響者と被影響者で「行動」の種類が異なる場合がある
⑦影響が競合する可能性がある

この他にもたぶんまだあると思います。
とりあえずブログ主が今思いついたのは上記でした。

実社会を厳密に論じるためには少なくとも上記の①~⑦を考慮して理論を立てないといけないと言えると思います。

そのうえで次回以降で論じていけたらと思います。

まとめ

  • 「影響力」=「他人の行動を変える力」と定義する。
  • 影響を与える人のことを「影響者」、影響を受ける人のことを「被影響者」と呼ぶことにする。
  • 要考慮事項①実社会には非常に多くの人がいる
  • 要考慮事項②影響は双方向に起こる
  • 要考慮事項③影響力が時間にしたがって変化する
  • 要考慮事項④正の影響と負の影響がある
  • 要考慮事項⑤人以外からの影響がある
  • 要考慮事項⑥影響者と被影響者で「行動」の種類が異なる場合がある
  • 要考慮事項⑦影響が競合する可能性がある

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